アイアンのDunlop Pro Model DPシリーズである。DP-10,DP-30,DP-201,DP-601の4モデルある。西暦1986年頃からだったと思う。パンチの利いたマッスルバックのスイートスポットが狭いモデルである。DP-201とDP-601は当時の多くの契約プロやトップアマが使っていた。ホーゼルの長い高重心設計のDP-10,DP-20(3Iで他のDPシリーズより2°ロフトが立った19°のストロングロフト設計),DP-101,DP-201は一般人には難しいとの評判があった。DP-30は比較的低重心設計のホーゼルを短くしたモデルである。DP-601は高重心設計のDP-101,DP-201を一般人にも使い易いよう、(DP-30と同様に)ホーゼルを短くし、ライ角を1°フラットに設計することにより、左に引っ掛けにくく、改良したものと思われる。ダイナミックゴールドS-200またはS-400を装着したこのアイアンモデルはスイートスポットを捉えた時はアイアンヘッドにポールが吸いつくような感じで、ぶれの少ない重く、低く強い弾道の玉となる。ダイナミックゴールドシャフト(S-200またはS-400)はシャフトのみの重量で約120gあり、トルク約1.2(非公表・推測)と非常に重くて硬くキックポイントは手元調子である。特にアイアンのS-400は手元にずっしりと重く、グリップを握った時に太く感じられる。毎日トレーニングを続けているようでないと使いこなせない。(アイアンのS-400を使いこなすにはヘッドスピードが47m/s以上、必要と思われる。)
ダイナミックゴールドS-400シャフト
(参考:個人の方のブログ)
ダイナミックゴールドってどんなシャフト?-ゴルフクラブ数値.com
(抜粋)
X100を打ちこなすためには、50m/s近いドライバーヘッドスピードが要求されます。
・
(中略)
・
(抜粋)
【
ダイナミックゴールドが適するゴルファー】
ダイナミックゴールドを使用するプレイヤーは、以下のような条件を満たしているのが理想的です。
・男性で平均以上のパワーとスピードがあること
・スイングがしっかりしていること
・スライサーでないこと
重量は最も重いシャフトに分類され、低トルク、キックポイントは手元調子(芯を捉えたとき、シャフト全体が撓る感じで、粘り感に特徴がある。)であるためぶれの少ない重く強い玉となるが、ヘッドスピードがかなり早くないと飛距離が出ない。素材がスチールであるため比較的価格は安い。
つまり、左肩から入る大きくゆっくりとしたバックスィングで深く高い位置でのトップを決められる、(左から右⇒右から左への)体重移動とボディターンでダウンブローに振り抜けターフを薄く長く切り取れる、ボールをスィートスポットでクリーンヒットでき、肩の回転による左背筋で飛ばせるしっかりしたスィングが要求される。
(メーカーホームページ)
TRUE TEMPER-Dynamic Gold
[0回]
PR