ベートーベン（運命） 著作権

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ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」 Op.67 - クラシック音楽mp3無料ダウンロード 著作権切れ、パブリックドメインの歴史的
 
著作権法－ウキペディア
著作権法

＜参考論議＞
（質問）
ベートーベン（以下、Ｂとする）の交響曲「運命」を、１０年前に演奏した日本の楽...
 
ベートーベン（以下、Ｂとする）の交響曲「運命」を、１０年前に演奏した日本の楽団（以下、Ｐとする）があるとする。 また、その演奏の様子をビデオ録画（映像と音の記録を）した日本人（以下、Ｒとする）がいた。
そのビデオテープを音楽の教材（映像と音楽）として用いたい教員(以下、Ｔとする)がいる。 それぞれの場面における、Ｂ、Ｐ，Ｒの著作権および、Tの立場で著作権に関して注意する事がらについて考察せよ。
 
（回答）
＞＞学校の教員が、学校の授業の為に何かを使う場合は、著作権法は、全てにおいて例外的に適用されません。
これはあきらかに言い過ぎ。授業を目的とする場合であっても「必要と認められる限度において、公表された著作物を複製することができ」「当該著作物の種類及び用途並びにその複製の部数及び態様に照らし著作権者の利益を不当に害すること」のない範囲であって、なんでも認められているわけではありません。制限される権利も35条1項では複製権だけです。関連する条文にて譲渡権と翻案権も制限されますが。
どんな権利が想定されるか、深く検討をすると長くなりそうです。まず楽曲の著作者の権利です。これはBが著作者ですが、これは保護期間が満了しているので利用に関しては問題ありません。
１０年前に演奏したということで、著作隣接権は切れてませんね。Pは実演家ですが、そのビデオ録画が許諾を得て撮影されたかどうかによります。実演家に許諾を得て録画されたとするならば実演家のほとんどの権利は失われます。その教師Tがビデオ教材から音楽だけを抜き出し複製し利用する場合には実演家の録音権が働きます。そのような映像ではなく音楽だけ抜き出して利用するような場合を除けば実演家に許諾はいりません。
実演家に許諾を得ずに録画されたビデオとすると、実演家の権利は全て考えなくてはいけません。
３５条の著作権の制限も実演家の権利に準用されるので同様に考えればよいです。
ビデオを録画したRが映画の著作物の著作者です。
その教材として用いたいというのが、どのような利用を想定しているのか。それぞれ検討しなくてはいけないということですかね。複製して利用するのであれば関係するのは著作者の複製権、ワンチャンス主義が働かないならば実演家の録画権・録音権です。これは３５条と著作隣接権への準用で正当な範囲ならば授業のために複製できます。
授業中、生徒の前で上映するならば、著作者の上映権のみ関係します。実演家には上映権も演奏権もありません。ただし、３８条より学校の授業中上映することは非営利目的の利用の条件を全て満たすでしょうから著作者に無断で行うことができます。
３５条も３８条も「公表された」著作物を対象としています。果たしてそのビデオ録画が公表されているのかどうか。演奏は公表されているでしょうけど、映画の著作物が公表されているかどうかはわかりません。公表されていないとすればRの許諾が不可欠となります。著作物の公表の定義は第４条。
著作者人格権も考えなくてはいけないかもしれません。ここでいう著作権は著作隣接権も含めた広い意味の著作権でしょうから。
 
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1474181724