WSUSサーバーの役割のあるWindows Server 2008 R2を再インストールした場合、Windows Server Update Servicesの役割追加と自動的に適切に設定されたIIS 7.5の役割追加がエラー(更新プログラムが適用されていない、ネットワークの設定が適切でない、などのメッセージがでて)できなくなることがある。(再インストールするWSUSサーバーがドメインコントローラ場合、そうなった。)その場合は、ここより64Bit版のWSUS SP2のインストーラー個別にをダウンロードしてインストールするしかないようである。(関連するIIS 7.5の役割については手順書を見て手動で適切なものを選択して役割追加する。)
0x800b0001のエラーでWSUSサーバー自体が、Windows Updateができない、WSUSクライアントの状態が報告されない(Windows Updateログにエラーが出ている)事態になればしたのKBと投稿が参考になる。
(MSのブログ)
WSUS 3.0 SP2 の Windows 8 / Windows Server 2012 対応について (KB2734608)
(質問)
Windows Update Client failed to detect with error 0x800b0001
WSUS3.0SP1サーバからWSUSクライアントに対して、WindowsUpdateが送られていません。
クライアント側のログを見ると、以下のメッセージがありました。
Windows Update Client failed to detect with error 0x800b0001
ちなみに、technetでこのエラーメッセージのスレッドが以下のURLにありました。
http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/winserverwsus/thread/04e52fb1-6927-4cc6-9857-63fa44f8f5d9
Japan WSUS Support Team Blogにこれに関係して以下の情報があったのですが、KB954960の手順が解決策ということで
よろしいでしょうか?
KB2720211 適用後に WSUS サーバーが起動しなくなった - 続報
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2012/07/02/wsus-kb2720211-issue-update.aspx?Redirected=true
教えてください。よろしくお願いします。
(回答)
はじめまして。
こちらはSP2環境で同じ事象がありましたが、KB2734608のパッチ適用で回避できました。
お使いの環境がSP1とのことで、上記パッチは対応してないようですが、ご参考まで。
WSUS管理コンソールへ接続エラーで接続できず、プログラムの追加と削除からWSUSをアンインストールもできなくなった場合はしたの個人の方のブログが参考になる。
http://ameblo.jp/somepick/theme-10014651500.html
(以下、本文一部抜粋)
WSUSアンインストール時に、WSUSは「Windows Internal Database」にアクセスします。「Windows Internal Database」はちゃんと稼働していないと、アンインストールに失敗します。
逆に言うと「Windows Internal Database」が正常稼働させることができない状態に陥ると、アンインストールができない(再インストールもできない)ということになります。
というわけで、WSUSをだまして、「Windows Internal Database」を使っていないことにします。
・レジストリで下記の値を変更
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Update Services\Server\Setup」の
「wYukonInstalled」の値を「1」から「0」に変更。
※下記の個人の方のブログ記事は本件の事例には該当しませんが、参考まで。
WSUSの入れ直し-サーバ管理者の覚え書き
[WSUSのアンインストール・再インストール手順]
1.管理データのバックアップ
管理データはWindows Internal Database(以下、WID)に保存される。そのデータベースのバックアップを取得する。
●サービス一覧より[Windows Internal Database (MICROSOFT##SSEE)] を停止させる。
●WSUSのルートフォルダにある[UpdateServicesDbFiles]フォルダをバックアップする。(Eドライブにある場合。)
(E:\WSUS\UpdateServicesDbFiles\SUSDB.mdf)
と
(E:\WSUS\UpdateServicesDbFiles\SUSDB_log.ldf)
SUSDBデータベース用のファイル2つをバックアップする。
(@IT参考資料)
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/wsusqa08/wsusqa08_02.html
●サービス一覧より[Windows Internal Database (MICROSOFT##SSEE)] を開始させる。
2.WSUSのアンインストール
アンインストールを実行するとウィザードが起動する。そのとき削除するデータの選択を求められる。
[Windows Server Update Services 3.0 SP2 データベース] は削除する。これは先程バックアップを取ったファイルである。
[ログファイル] は削除しても構わない。
[ダウンロードされた更新ファイル]は
絶対に削除していはいけない。これはサーバにダウンロードされた更新プログラムファイル群である。
3.WSUSの再インストール
データベースはWIDを選択する。アンインストールでデータベースを削除しているので新規で作成される。
4.更新プログラムの適用
更新プログラム(KB2734608,KB2720211等)を適用する。
5.管理データの復元
●サービス一覧より[Windows Internal Database (MICROSOFT##SSEE)] を停止させる。
●バックアップしてあった[UpdateServicesDbFiles]フォルダ内の
(E:\WSUS\UpdateServicesDbFiles\SUSDB.mdf)
と
(E:\WSUS\UpdateServicesDbFiles\SUSDB_log.ldf)
SUSDBデータベース用のファイル2つを上書きして復元する。
●サービス一覧より[Windows Internal Database (MICROSOFT##SSEE)] を開始させる。
6.再度、更新プログラムの適用
再度更新プログラム(KB2734608,KB2720211等)を適用する。
※ WSUS サーバーのオプション設定は初期化されるので、現在の設定をメモに残す必要がある。
(他にWSUSのレプリカがなく、WSUS管理コンソールへ接続エラーで接続できない場合、設定はデフォルトの状態からするしかない。)
http://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/wsusja/thread/59bb4605-b72a-41a7-89be-4eefb1ce56d8
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